ブックカバーチャレンジ DAY7
昨日所要で駅に出かけたら、思っていたより人出が多くてビックリ。
少しずつ以前の日常に戻りつつあるのかなと思った。
早く普通に外食したり、美術館に行ったり、図書館に行ったりできる毎日が来ますように・・・。
ブックカバーチャレンジ DAY7 『羊をめぐる冒険』
ブックカバーチャレンジ最終日は、やっぱりこの本。
理由はよく分からないけれど、好きで好きで、本棚からひっぱり出しては繰り返し読んでしまう本です。
友達にも、しつこくおすすめしてしまう本。
もー、友達からしてみたら、何度もしつけーよと言われかねないけども。
ヒツジヒツジうるせーよと言われかねないけども。
上巻終盤〜下巻にかけて、文字通り、“物語に引き込まれる”感覚ってやつがこの本では味わえる。
村上春樹の名作は数あれど、私のイチオシはこの作品です。
『羊をめぐる冒険』については、前にブログに書いたことがあるけど、やっぱりまた繰り返しオススメしてしまう。
そういえば、5/22に村上春樹のラジオがやるってどこかで読んだな。
それも楽しみ!
ラジオで聴く村上春樹の声って、穏やかで落ち着くんだよな〜。
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●7日間ブックカバーチャレンジ●
これは読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿。
<ルール>
①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ(説明しても良い)
②その都度1人の友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする(タグ付けするかどうかは自由。できれば事前に打診しましょう)
③以下のハッシュタグを付ける。 #7日間ブックカバーチャレンジ
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#7日間ブックカバーチャレンジ
#STAY HOME
お題「#おうち時間」
ブックカバーチャレンジ DAY6
ブックカバーチャレンジ DAY6 『誕生日の子どもたち』
『誕生日の子どもたち』
トルーマン・カポーティ 著
村上春樹 訳
カポーティって、文章が美しくて、どの作品も人を惹きつける魔力的な不思議な魅力がある。
「純粋すぎて悲しい」
カポーティを読むと、いつもそう思う。
長編は誰もが知っている名作ばかりだから、今回は短編もすごくいいんだ、と伝えたい!
あわせて、『クリスマスの思い出』という短編もおすすめです。
トルーマン・カポーティについて
以前、カポーティの伝記(暴露本?)を読んだんだけど、なんというか、本当に孤独だったろうなと思う子ども時代を過ごしていた。
幼い頃に両親が離婚して、親戚の家をたらいまわしにされる・・・。
文章にすると、一文で終わるけど、そこにはたくさんの毎日が積み重なっているんだろうなぁ。
伝記には、そういう毎日がたくさん書かれていて悲しくなったのを覚えている。
『冷血』で描かれた犯人たちを深く共感し合えたというのも、こういう背景があってこそなのか。
他の作品も、下世話で俗悪な面もあるんだけど、一方でどこまでも純粋で高貴というか。
カポーティの本を読むと、その二面性に戸惑ってしまうこともある。
そのバランスの危うさ、みたいなものが魅力なのかも。
『遠い声 遠い部屋』、『ティファニーで朝食を』、『冷血』なんかも好きだけど、『クリスマスの思い出』とかカポーティの少年時代を題材にしている作品が特に好きなのは、”純”な部分が出ているからかな。
あと、蛇足だけど、ニューオーリンズとか、ミシシッピとか、アメリカ南部の街に行ってみたくなる。
カポーティについては、最近映画化もされたし今度見てみよう。
↓この目つきがいいよね。この写真のとき、カポーティ23才とか。いろいろすごい。
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↓おもしろそう。今度見てみよう!
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ブックカバーチャレンジ DAY5
最近季節がどんどん夏に向かっているのを実感。
直売所の野菜たちも、どんどんピチピチのビビットカラーに変わってきている。
海とか行きたいなぁ。
ブックカバーチャレンジ5日目は、先日ブログで紹介したHistoria Mundi先生こと山崎圭一先生の書籍を紹介。
ブックカバーチャレンジ DAY5 『 一度読んだら絶対に忘れない世界史』
『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』
山﨑圭一(Historia Mundi先生)著
最近、YouTubeで世界史の授業を受講している。
おもしろくておもしろくて、ノートをとりながら、毎日2講座ずつ見ている。
この本は、現役の公立高校教師であるHistoria Mundi先生がYouTubeで行っている授業の中でも特に人気の”世界史20話プロジェクト”という「世界史B」の授業を書籍化したもの。
動画も書籍も、超おすすめです。
日本史専攻だった私にとって、世界史は少し苦手意識があった。
でも、この本は、私含め多くの人が苦しんだであろう主語の頻繁な移り変り(ついさっきまでエジプトのこと話してたのに、急に中国が出てきたり、というようなやつ)が極力減らされていて地域毎の歴史が一本道で語られるので、とても分かりやすい。
そして、なによりも、世界史そのもの自体が本当におもしろいね。
どんな小説よりも、ドラマに満ち溢れている。
世界史ならではのスケール感とダイナミズム(みたいなもの。なんだろう、うねり?)に骨抜きです。
あと世界史は、、、英雄が、いるね。
日本史と比べものにならん凄みのある英雄が。
最近気になる英雄は、アレクサンドロスです。
Historia Mundi先生のyoutubeチャンネル
Mundi先生のyoutubeチャンネルはこちら。
これを無料で見られるなんて、本当にありがたいです。
きちんと板書をノートに書き写して勉強してる。
毎日2講座ずつ。
ちょっとずつだけど楽しい。
書籍はyoutubeチャンネルで習った後、副読本として読むとより理解が深まるように思う。
地域ごとにページが色分けされていて分かりやすい。
↓書籍は売り切れ中みたい。みんな世界史勉強してるのかな?いいね!
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ブックカバーチャレンジ DAY4
近所の無人直売所で、おいしそうな野菜がたくさん売られている。
朝採れたばかりの新鮮なやつだ。
緊急事態宣言の影響で、ここ1か月、どこにも出かけておらず、外出するとしたらスーパーへの買い物と家の周りの散歩だけなのだが、この散歩中に意外と知らなかった近所のスポットや謎の小道を発見できて楽しい。
不便さが、楽しさを生むこともあるんだな。
ブックカバーチャレンジ DAY4 『低地』
2019年に読んで衝撃を受けた本。
なんで自分はいままで、ジュンパ・ラヒリを知らなかったんだろうと後悔した。
大好きな作家。
どの作品もラヒリのスタイルがあって好き。
たくさんの賞を受賞した『停電の夜に』が一番有名(そして読みやすい)と思うけど、私はこの『低地』という作品が心に残った。
淡々と綴られる文章、どちらかというと読者と距離をとっている文体にもかかわらず(いや、だからこそ一層なのかも)思いがけない強さで感情を揺さぶる。
物語終盤、自分でも驚くほど涙してしまって狼狽えた記憶があります。
アイデンティティってなんだろう。
探し続ける者、受け入れて生きる者、否定しなければ生きていけない者、それぞれの苦しさがある。
まだちゃんと消化しきれていない本のひとつ。
ジュンパ・ラヒリについて
デビュー作の短編集『停電の夜に』は、ピューリッツァー・フィクション賞を受賞。
初の長編作品『その名にちなんで』は映画化もされた。
(映画は見たことないので、今度見てみたい。)
ほとんどの作品の主人公は、アメリカで生まれ育ったインド系移民の第二世代であり、自身のアイデンティティや、移民第一世代であるインド育ちの両親との関係、周囲からの目などに違和感を感じながら生きている。
ラヒリ自身の生い立ちを投影させている作品が多いと思う。
どの作品だったか失念してしまったが、インド系アメリカ人として生きる自身のアイデンティティについて、「きつい体臭のように離れることのないもの」(うろ覚えで正確でないのだけど・・・)と表現していて、妙に納得した記憶がある。
文章も静かで、賢く、美しく…。
とにかく、ラヒリの作品は説得力があるのだ。うまく言えないけれど。
私は日本生まれ日本育ち、人種やアイデンティティなんて深く意識することのない環境で生まれ育った。
そんな私でも、ラヒリが作品の中で繰り返し書いている「不完全な自分」という存在に、とても心が動かされる。
現在ラヒリは、夫の母国(確かそうだったはず)であるローマに移り住み、家庭内で使用していたベンガル語でも、社会で使用していた英語でもない、新しい3つ目の言語としてイタリア語の習得を目指している。
その経緯は、イタリア語で書かれたエッセイ『べつの言葉で』で詳しく説明されている。
この本もとてもおもしろくて、自分のためだけの言語(イタリア語)習得しようと決意する経緯が興味深い。
私のまわりでは、読んだことがあるという人が少ないのだけど、おすすめの作家です。
↓まだ文庫化はされていないみたい。
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↓エッセイもおもしろい。語学できるっていいなぁ。
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↓インドの文化や風習についても知ることができるのも楽しいよ。
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ブックカバーチャレンジ DAY3
最近、毎週土曜夜はシネマナイトと称し、おうちで映画鑑賞しています。
おつまみとお酒を用意して、少し行儀が悪いけれどフローリングやソファでゴロゴロしながら映画を見るのです。
月曜くらいから上映作品をじっくり吟味しだして、おつまみも何を作るか考えて、上映作品にふさわしいおつまみを作ります。
なかなか楽しめるので、オススメ。
ちなみに、昨夜は録画してあった『トイストーリー3』。
ロッツォ、いじわるな奴だなぁ…!
ブックカバーチャレンジ DAY3『オーパ!』
『オーパ!』
開高健 著
「今はお出かけできなくて可哀想だから」と夫が買ってきてくれた本。
表紙のインパクトがすごい!
どうやら日経新聞で、ステイホーム期間中でも旅気分に浸れる本として紹介されていたようです。
作者が中南米を旅した際に書かれたエッセイ。
文庫本なのに、カラー写真もふんだんに掲載されていて、たしかに旅気分を味わえる。
まあ、大半が作者が大好きだった釣りについて書かれている。
ピラーニャ(ピラニヤではなく、ピラーニャ!)の恐ろしさに震えること間違いなし。
開高健の好きなところ
開高健といえば、ベトナム戦争を描いた『輝ける闇』が一番印象に残っています。
臭いや湿度まで感じるような生々しさ、綺麗事ではない生と死のもつ毒々しい力みたいなものを文章にするのが上手だなぁと思っていました。
『オーパ!』でもそれは健在。
全て飲みこみ、濁り切ったアマゾン川の流れが目に浮かぶ。
文章の力、すごいなぁ。
読んでいると「アマゾン、行ってみたいなぁ。」と思うものね。
↓文庫本にしては値段高いけど、写真が豪華だからしゃーない。
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ブックカバーチャレンジ DAY2
最近、朝ヨガを習慣付けたいと思い、起きたら太陽礼拝をやっています。
1回だけだけど…、やらないよりマシ!
なんとか習慣化したい。
ブックカバーチャレンジ DAY2 『猫を抱いて象と泳ぐ』
『猫を抱いて象と泳ぐ』
小川洋子 著
小川洋子といえば、『博士の愛した数式』が有名だけど、私はこの『猫を抱いて象と泳ぐ』が特に好きなんだー。
この本の主人公は、自分の大切なものが何なのか、はっきりしっかり分かっている。
それが羨ましい。
小川洋子の好きなところ
毒気があるところが好き。
女性ならでは、と言うとあまりにも乱暴なカテゴライズかもしれないけれど、私自身含め、やはり女には独特の毒があるんだよな。
妬み、怨み、言葉にしてしまうと途端に陳腐になってしまうけれど、それだけに収まらない負の感情。
普段、目をそらしていて見てはいけないと思っているものを、ふと見てしまった時のヒヤリとする瞬間。
小川洋子作品にはそういう瞬間を捉える力があるように思う。
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#7日間ブックカバーチャレンジ
ブックカバーチャレンジ DAY1
2020年のGWが終わった・・・。
毎年GWの連休は旅行に行っていたので、さぞや退屈するだろうと思っていたのだけれど、そんなこともなく。
夫とふたりで時間をかけて掃除したり、家事のルーティーンを見直したり、友人とオンライン飲み会したり、テレビゲームで遊んだりと、意外と楽しく過ごせました。
家族とゆっくり過ごす連休も悪くないものだなと思った。
連休中に、facebookで、7日間ブックカバーチャレンジというバトンがまわってきた。
せっかくチャレンジしたので、ブログにも載せておこうと思い、facebookでは長くなるので省いた内容をちょこっと加筆して、今日の記事を書きます。
(バトンは回さないので、気軽に読んでください。)
7日間ブックカバーチャレンジとは・・・
そもそも、普段こういった取組みに疎いのでルールを調べてみたところ、以下のようなルールとのこと。
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●7日間ブックカバーチャレンジ●
これは読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿。
<ルール>
①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ(説明しても良い)
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今はおうちにいることが多いから、本には助けられるよね。
本と、映画と、音楽がなかったら、困ってしまうとこだった。
少しでも読みたい本が見つかればいいなーと思い、チャレンジに参加したので、興味を持ってもらえたら嬉しい。
ブックカバーチャレンジ DAY1 『わたしを離さないで』
『わたしを離さないで』
カズオ・イシグロ 著
土屋政雄 訳
カズオ・イシグロの作品は、どの作品も本当におもしろいものばかりだけど、この『わたしを離さないで』は映画化されたことからも分かる通り、多くの人が感情移入しやすく、心に残りやすいテーマを扱っている作品だと思う。
ただ、あらすじをここに書くのはやめる。
なぜなら、この作品を構成しているいくつかの要素を読者自身が発見していく、その過程こそが、この小説を読むうえで一番の楽しみとなると思うから。
文庫版の解説で、英文学研究家の柴田元幸さんが、この作品を読むにあたって、“予備知識は少なければ少ないほどよい”と述べている。
全くその通りで、この本はあらすじを知るのは最小限にして、とにかく読んでみてほしい。
この本の主人公は、たくさんの大切なものを奪われ続ける、失い続ける人生の中で、奪われないものがあるということに気づく。
ぜひ読んでみてほしいなー。
大好きな本。
あらすじを伝えずに、小説の魅力を伝えるのってとても難しい〜!
とにかく読んでみて、と言いたいんだ。
カズオ・イシグロ作品の好きなところ
私は、カズオ・イシグロの作品はすべて読んでいる大ファンだ。
ノーベル賞受賞のニュースを聞いたときは、とても嬉しかったのを覚えている。
(普段から家族や友人にオススメしていたので、受賞おめでとうメールが私宛にたくさん届き、それで受賞を知ったのだった。笑)
同時代に生きている作家(つまりこれからも新作が読める!)に、カズオ・イシグロがいてくれて本当によかったと思った。
カズオ・イシグロは、長崎生まれイギリス育ちの日系イギリス人。
それが理由なのかどうなのか。
彼の作品には、常にアウトサイダー(部外者)としての視点が根底にあるように思う。
私はこの、”外側から出来事を見つめている”感覚がとても好きだ。
自分の物事の捉え方に似ているような気もする。
どこの集団(学校のクラス・部活や会社)にいても、仲間と同じ方向を向いていられない。
そういう感覚が、小説の中で上手に表現されているから、読んでいて気持ちいいのかもしれない。
もうひとつ好きなところは、作品毎にもテーマや物語の舞台やスタイルがガラッと変わっているところ。
例として挙げてしまって申し訳ないけれど、例えば村上春樹。
村上春樹の作品は大好きだけど、いつも女に捨てられた独身男が主人公でパスタを茹でて、サラダを作っているスタイルだと飽きることあるよね。
(村上春樹は大好きです。あしからず。ご本人もエッセイで書いていたけれど、あくまでスタイルの違いなので。)
一方カズオ・イシグロの作品は、主人公も男だったり、女だったり、老人だったり、若者だったり。
こういうバラエティに富んでいるところも、大きな魅力だと思う。
毎回読むたびにワクワクできる。
ちなみに私のお気に入りの作品は、『忘れられた巨人』『日の名残り』『遠い山なみの光』。
でも、「カズオ・イシグロを読むのは初めて」という人がいたら、まずは『わたしを離さないで』が一番読みやすいのではないかと思う。
気に入ったら、ぜひ他の作品も手にとってみて。
↓何度繰り返し読んだかな…。
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↓映画は原作よりも視覚に訴えてくるから、ドキリとすることが多かった。
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#7日間ブックカバーチャレンジ