ブックカバーチャレンジ DAY6
ブックカバーチャレンジ DAY6 『誕生日の子どもたち』
『誕生日の子どもたち』
トルーマン・カポーティ 著
村上春樹 訳
カポーティって、文章が美しくて、どの作品も人を惹きつける魔力的な不思議な魅力がある。
「純粋すぎて悲しい」
カポーティを読むと、いつもそう思う。
長編は誰もが知っている名作ばかりだから、今回は短編もすごくいいんだ、と伝えたい!
あわせて、『クリスマスの思い出』という短編もおすすめです。
トルーマン・カポーティについて
以前、カポーティの伝記(暴露本?)を読んだんだけど、なんというか、本当に孤独だったろうなと思う子ども時代を過ごしていた。
幼い頃に両親が離婚して、親戚の家をたらいまわしにされる・・・。
文章にすると、一文で終わるけど、そこにはたくさんの毎日が積み重なっているんだろうなぁ。
伝記には、そういう毎日がたくさん書かれていて悲しくなったのを覚えている。
『冷血』で描かれた犯人たちを深く共感し合えたというのも、こういう背景があってこそなのか。
他の作品も、下世話で俗悪な面もあるんだけど、一方でどこまでも純粋で高貴というか。
カポーティの本を読むと、その二面性に戸惑ってしまうこともある。
そのバランスの危うさ、みたいなものが魅力なのかも。
『遠い声 遠い部屋』、『ティファニーで朝食を』、『冷血』なんかも好きだけど、『クリスマスの思い出』とかカポーティの少年時代を題材にしている作品が特に好きなのは、”純”な部分が出ているからかな。
あと、蛇足だけど、ニューオーリンズとか、ミシシッピとか、アメリカ南部の街に行ってみたくなる。
カポーティについては、最近映画化もされたし今度見てみよう。
↓この目つきがいいよね。この写真のとき、カポーティ23才とか。いろいろすごい。
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↓おもしろそう。今度見てみよう!
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●7日間ブックカバーチャレンジ●
これは読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿。
<ルール>
①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ(説明しても良い)
②その都度1人の友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする(タグ付けするかどうかは自由。できれば事前に打診しましょう)
③以下のハッシュタグを付ける。 #7日間ブックカバーチャレンジ
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#STAY HOME
お題「#おうち時間」