【整理収納アドバイザー2級講座】③ わが家での実践(下駄箱)
整理収納アドバイザー2級講座を受講した話の続き。
「整理収納アドバイザー2級」講座を受講中、私は猛烈に家のある場所を片付けたくなっていた・・・。
それは、ズバリ、下駄箱。
靴は入れっぱなしだし、もう履かなくなった靴も、もったいない・いつか履くかも?精神で捨てずに手元にある。
ダメだダメだぁ~、プロパティ領域・スクラップ領域が多すぎる!
(早速用語を使いたい病)
講座を受講した後、さっそく習ったことを思い出しながら整理してみました。
自分への戒めのためにも、わが家のぐちゃぐちゃの下駄箱大公開!
<Before>
空いているスペースにどんどん突っ込んでおいてある無法地帯。
箱から出していない靴あり、なぜか袋に包まれた靴あり・・・。
これではどこに何の靴があるか分かりにくい・・・。
まずは、収納の8つのステップに沿って整理収納。
ステップ①所有の意味を考える
なぜその靴を持っているのか考えてみます。
例えば上段の箱に入ったロングブーツ。数年前までよく冬場に履いていたもの。
20代の頃は膝丈スカートや、ショートパンツの洋服を着ることも多かったので登場機会も多かったけど、ここ数年出番なし。
持っている必要があるだろうか。
ステップ②モノの本質を考える
その靴の持っている基本的な機能、製作者の意図を認識する過程。
また、所有物がどの領域に属しているものなのかきちんと認識します。
所有していた靴の中には、こんな靴持っていたっけと忘れてしまっていた靴(=プロパティ領域に属しているもの)もありました。
処分するのか、きちんとお手入れをして使える状態(スタンバイ領域)にするのか検討。
ステップ①と②で、すべての所有物を必要か不要に分類できます。
(個人的にこの2つのステップが最も大切だと思う)
上記のロングブーツは、基本的に冬場に履くもの。
でも今は完全に箪笥の肥やしと化している。⇒靴として機能していない。
このブーツはこの時点でさよならすることに決めました。今までありがとう。
ステップ③整理のねらいを明確にする
ステップ①②で必要不要を選別し、必要な靴のみ残した後に行うステップ。
わが家の下駄箱収納の悩みは、
(1)棚の前に靴が出しっぱなしになっていることが多く、棚の扉を開けづらい点
(2)夫と私の靴が区別なく収納されており取りづらい点
主にこの2点。
これを改善するため、「すべての靴を棚の定位置に収納する」のがねらいです。
ステップ④ねらいからグルーピングする
ステップ③で決めたねらいに沿って靴を分類します。
まずは、夫の靴、私の靴に分類。
その他に、靴メンテナンス用品や、中敷き類をそれぞれの用途毎にまとめました。
わが家はこの棚にすべての靴をおさめたかったので、なぜか何本も持っていた防水スプレー(笑)は別の場所の掃除用具入れにまとめました。
ステップ⑤使用頻度でさらにグループ化
ステップ④で所有者毎に分類した靴を、さらに使用頻度で分類します。
例えば、ほぼ毎日履く靴(スニーカー、ランニングシューズ)、年に数回しか履かない靴(ドレス用のヒール靴)、という風に。
それとは別に、雨の日に使用する長靴や、登山靴は、毎日は使用しない靴(月1回~数か月に1回程度)で、かつ、夫婦で同時に使用されることが多い。
これらは所有者ではなく、使用頻度毎にひとまとめに。
ステップ⑥収納を分析する
このステップでは、収納スペースの広さや特徴を確認し、有効活用できる方法を考えます。
(できれば、詰め込みすぎず、予備の空間も設けられるとベスト。)
何足収納できるのか数えたり、棚の高さを調整しました。
最上段の棚は、棚板を追加することもできましたが、止めました。
背の低い私には使いづらく、結局そこにしまったら使わないことになりそうなので。
ステップ⑦グループと収納を重ねる
パズルのように、グルーピングした靴類の配置場所を決めていきます。
ここで役立つのが”整理収納の5つの鉄則”。
鉄則その2「動作・動線にかなった収納」に従い、中段に最もよく使うものを配置。
さらに中段の中でも、背が高い夫の靴はより上の方へ。
またわが家の下駄箱は両開き、かつ向かって右方向から手を伸ばす配置のため、棚の「右>左>中央」の順に取り出しやすくなっています。
お気に入りの靴は、右に置くよう心掛けました。
使用頻度の低いブーツや登山靴は、最上段へ。
あーでもないこーでもないと、入れては出し入れては出しのトライアンドエラーを行うこと15分。
整理収納のステップの中で、ここが一番楽しい。うまく置けると楽しい。
ステップ⑧指定席の完成
夫と私、それぞれが棚にラベルを貼付し、それぞれの靴に住所を与えます。
これでもう、「空いているからココに置いちゃえ!」という事態を防げます。
ちなみに講座で習ったことですが、このラべリングは使用者がそれぞれ自分の言葉でラベルを書いて貼るとより効果的だそうです。
お母さんが子供のために「おもちゃ」とラベルを貼るのではなく、子供自身に書かせて貼らせておいてあげた方がいいんだって。なるほどー!
わが家でも先生の教えに従い、夫と私それぞれの言葉でラベルを貼りました。
だから文言もバラバラ。
私は「サンダル」とか書いているけど、夫は単に「②」とかだったり。
(私は自分への戒めのためにも、このラベルに○足と適正量も記入!)
見栄えは少し悪いけど、本人が分かっていればいいと割り切り。
分類ルールを自分で考える機会を与えられるから、小さな事のように感じるけど意外と重要なポイントだと感じたよ。
このようなステップを経て、片付けた下駄箱はこちら↓↓
<After>
(白い粉と袋は、消臭用重曹と脱臭剤です。)
今までは、常に玄関に出しっぱなしの靴があったのだけど、今回の片付けで見事全ての靴を靴箱に収納できるようになりました〜!
自分の所有している靴は全部で20足。
(対して夫は8足。少な〜い。)
今後これ以上は増やしません。
(サンダルが多すぎるので使えなくなったら徐々に減らす予定。)
全ての靴の定位置が定まり、自分の持っている量も把握できて満足。
これからの買い物計画も立てやすくなるなぁ。
今まではいい靴があったら購入してしまっていたけど、これからはきちんと予算を立てて、欲しい種類を限定して買うことが出来そう。
たった1時間半ほどで、ずっと手つかずだった下駄箱を整理できました。
意外と、時間もかからず、新たに収納道具なんか買う必要も全くなく、むしろ売った靴で1,000円もらえたりといいことだらけ。
あースッキリした!
おまけ
雨の日の強い助っ人、お気に入りの長靴は日本野鳥の会のもの。
軽くて脱げにくいから、普段はもちろんだけど、旅行で大活躍。
天気が悪い日の旅行でも、制約なし!
むしろ観光地は空いているし、普段見られない風景を見られるから雨の日もいいものです。
(そこにクッション性はないので、私は登山靴用の中敷きを入れて使ってます)
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整理収納アドバイザー講座でテキストとして使われていた書籍はこちら↓
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